2014年12月19日金曜日

ドライバーライセンス取得 in US

 やっとアメリカで運転免許を取得。それまでずっと国際ドライバーライセンスで運転してました。アメリカにおける国際ドライバーライセンスの扱いは州ごとに違うのでほんとよく解りません。州法令を読もうと試みるも、どこに書いてあるのかさっぱりわからない。

 クラスメートの中国人が、当方の州は自国で国際ドライバーライセンスを作ってから1年間有効と言っていたので、今までそれを信じて運転してました。11月に、止まれの標識を見落としてしまったらしくお巡りさんに捕まったのですが、国際ドライバーライセンスを恐る恐る見せたら「ちゃんと標識見ろよ」と言われただけでお咎めなしだったので、少なくとも5ヵ月は有効だった模様。また、この経験から当方は、軽度の交通違反なら(お巡りさんがめんどくさがって?)お許しを下さる「国際ドライバー無敵説」を提唱致します。

 さて、これは他の州でも同じなのか不明ですが、当方の州で免許を取得するのに下記のステップを踏みました。

1 インターネットを通じて最寄りの免許センターのドライビング試験を予約
2 最寄りの免許センターで、車両証明、車両保険、パスポート、I-20を提出して受付
3 筆記試験(パソコン画面上で行う3~4択の択一。30問中20問以上正解で突破)
4 ドライビング試験(自分の車でやる。試験官が助手席に乗車)

 上記の通り、完全に自分の車を乗ってくることが前提。免許持ってない人が行くのに車乗ってくることが前提ってもうだいぶ意味が解りません。たぶん完全に初めて車を運転する人は、免許と車を所有している人の同伴が必須です。
 そして免許自体は1日で取得できてしまう。日本より遥かにぼろい車が横行してるのにこんなんでいいんだろうか・・・。

 ちなみに筆記試験は、「車を追跡するときは何秒あとを追いかけるか。A:1秒 B:2秒 C:3秒 D:4秒」(どんなシチュエーションだよ)とか「未成年が飲酒運転で人をひき殺したらなんの罪に問われるか。A:未成年者飲酒 B:飲酒運転 C:傷害致死」(法制学的には興味深いが(笑)それ以前にその未成年には教えるべきことがあるだろ)等々、その知識運転にいるのか?という問題も結構ありました(正解は両方Bらしい。)。常識で判断できる問題もあり、無対策でサクッと突破。

 ドライビング試験は、ウィンカー・ブレーキランプのチェック後、縦列駐車、バックを教習所内でやったらもう公道。日本と違ってノロノロ走ると減点になると聞いていたので、制限速度を意識して走ったらこれもサクッと突破。

 結局のところ、どこの州で免許を取得しても米国全土で運転できてしまうわけで、個々の州からすれば、運転指導に人員とお金を費やすインセンティブがないんじゃないかと思いました。なぜ連邦法を作って統一の基準の元に免許交付しないのかよく解りませんが、地方分権の議論の観点からはこのへんのアメリカのシステムはなかなか興味深いです。

2014年12月3日水曜日

TOEFL勉強法・戦略⑬(ライティング(予備校等))

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【MBA受験関連投稿】


Ⅰ.MBA受験全般

Ⅳ.出願関連
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 ライティングに関して活用した予備校等を参考までに列挙します。全てをうまく活かせたわけではありませんので、対策・戦略はTOEFL勉強法・戦略⑪(ライティング)を参照下さい。

 TOEFL対策としてはこの投稿が最後になると思いますが、思ったよりボリューミーになってしまいました。あとでインデックスを作ったり、適宜編集・追記します。

 

Web TOEFL
 
TOEFL勉強法・戦略⑪(ライティング)を参照下さい。 

 

イフ外語学院

 
TOEFL勉強法・戦略⑪(ライティング)を参照下さい。

 

トフルアカデミー

 
TOEFL勉強法・戦略⑩(スピーキング(予備校等))を参照下さい。

 

オフィシャルガイド

 フィードバックを得られないのでこれ単体ではあまり使えません。そもそも、オフィシャル問題にもかかわらず、ライティングに関しては一部の問題が実際に出題される問題とかけ離れていました。新しいeditionでは改善されているかもしれませんが。

 

TOEFLiBT対策勉強法|元ETS TOEFL採点員が暴露する究極のスコアアップ法
(情報商材)

 かなり露骨な感じになっているブログ(というかもはや広告?)から購入できる情報商材です。なぜこれに手を出したかと言うと、当時Web TOEFLではそれほど多くのIntegratedの問題を提供しておらず、少しでも多くIntegratedの問題をこなし、フィードバックをもらいたいと思ったのと、予備校で何十万円単位の支出を経験し、もはや12,800円という代金が安く感じる麻痺状態に陥ってたんですね(^^;)

 情報商材なので、購入したら大量のファイルをダウンロードです。

 「元ETS TOEFL採点員が暴露する」と謳っていますが、説明しているTOEFLのエッセンス的なことは、「単語力は重要」とか、「スピーキングは間違えて喋っても言い直さないでいい」とか、「試験当日の朝はチョコレートを食べるといい」といった一般論に近く(元採点員どこいった?!(笑))、残念ながら当方にはそれほど新しい情報はありませんでした。

 ただ、正直言って期待値が低かっただけに、意外とまともという感想(露骨なブログは期待値を下げる戦略か?(笑))。

 このほかに、

・単語リスト
・アメリカの歴史についての英文やら音声やら
・5回までスピーキングかライティングの添削無料サービス

といったコンテンツが付いています。

 しかし肝心のライティングのIntegratedの問題が無い…。仕方ないので当時苦手だったスピーキングのタスク3・4をやろうと思ったらそれもない…。というかそれに限らず問題自体見当たらない…。問い合わせたらやはりIntegratedの問題もタスク3・4の問題も用意してないとのこと(涙)事前に確認するべきでした…。

 結局、手持ちのオフィシャル問題のライティングを解いて、添削してもらうことに。添削サービスは送ったライティングに対して、ネイテイィブが動画で添削・解説してくれるもので、悪くはなかったと思います。これしか活用してないので費用対効果は微妙ですが。

 単語リスト等、その他のコンテンツについては使っていないのでコメントは控えます。



次の投稿(MBA関連):TOEFLのスコアについて

 

 
 

TOEFL勉強法・戦略⑫(ライティング(Integratedの特殊パターン))

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【MBA受験関連投稿】


Ⅰ.MBA受験全般

Ⅳ.出願関連
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 前の投稿(TOEFL勉強法・戦略⑪(ライティング))で触れたとおり、Integratedには、リーディングパートをリスニングパートが否定しないことがまれにあります。当方は、全36回の受験の中で、2回だけこのタイプの問題に出会いました。2回とも問題は全く同じ(後述します)。

 このタイプの問題に出会うと何が嫌かって、フォーマットがまともに使えなくなるんですね。言い回しを考えているだけで余計に時間を取られます。最初にこの問題に出会ったときに、WebTOEFLの葛山先生に、不躾ながら、このタイプの問題のフォーマットを作ってくれないかとお願いしてみたんですが、敢え無くお断りされました。ただ、現状としては、頻度があまり高くないので、今後、出現率が大きく上昇したり、TOEFLを受験できる回数が著しく制限されない限り、それほど気にしなくても良いと思います。

 
 上述のとおり、この特殊パターンは当方の場合、出会った2回とも全く同じ問題でした。偶然なのか、この一題しか用意していないのかは定かではありません。
 いずれにせよ、ライティングセクションに限らず、TOEFLでは同じ問題を使い回しており、故に実際の問題を再現している韓国のテキストを活用している人もいるんですね。当方は使わなかったので、多くは語れませんが、「TOEFL勉強法・戦略④(リーディング(勉強媒体))」でこれについて少し触れているので興味があればご参照ください。

 
 
 
 さて、この問題の概要は下記のとおりです。受験後のメモと記憶で書いているので間違いがあるかもしれませんがご了承ください。

 
・リーディングパート

第一段落:その昔、古代ローマは大きく繁栄した。これには主に以下の3つの要因がある。
第二段落:強大な軍隊。古代ローマは戦いで支配した国から徴兵することでどんどん軍隊を強化していき、その軍隊が更なる領土拡大を可能にした。
第三段落:帝政。中央に集約された権力が、大規模なインフラ整備を可能とした。
第四段落:税制。市民からの大きな税収も、インフラ整備や国家の安定に資するものになった。
第五段落:しかし、これらのファクターは、ローマ崩壊の要因ともなった。

※通常のIntegratedは4段落構成なので、この第五段落で特殊タイプだと解ります。

 
 
・リスニングパート

 リーディングにあるとおり、これらの3つのファクターは同時にローマ崩壊の要因ともなった。
 第一に、支配した国から徴兵した軍隊。元々敵だった人々なので、ひとたびローマが弱体化すると、すぐに彼らに反乱を企てられた。
 第二に、帝政。大きな権力は、王族による富の無駄遣いを助長させた。
 第三に、税制。王族はやがて税率を大きく引き上げ、市民の生活は困窮した。
 これらの理由により、やがてローマ帝国は滅亡した。
 
 
 ざっくり言えばこんな感じだったかと思います。見ていただければわかる通り、通常の問題タイプに比してそれほど内容が難しくなるわけではないので、直面しても落ち着いて対応して下さい。



次の投稿(MBA関連):TOEFL勉強法・戦略(ライティング(予備校等))

TOEFL勉強法・戦略⑪(ライティング)

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【MBA受験関連投稿】


Ⅰ.MBA受験全般

Ⅳ.出願関連
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 ライティングは最も費用対効果が高く、スコアを安定させやすいセクションです。
 

 簡単にこのセクションの採点方法を説明すると、コンピューターと人間の両方が各回答を5段階で評価します。フィードバックは、両者の平均が1.0-2.0ならLimited、2.5-3.5ならFair、4.0-5.0ならGoodと表示されます(A GUIDE TO UNDERSTANDING TOEFL IBT® SCORESを見る限りWeakは存在しない模様)。これを30点ベースに変換します。例えば、Integrated4.0・Independent5.0なら28点、4.5・5.0なら29点、5.0・5.0なら30です。
 スピーキング同様、存在しない点数があり、26点はあり得ないはずなんですが、Web TOEFLの葛山先生のブログを読むと、26点の報告があったようです。少なくとも当方は36回の受験の中で25や27を何度も出しているにもかかわらず、一度も26点を取ったことがないので、真偽のほどはよくわかりません。

 当方の考えるこのセクションの有効な対策、戦略は下記のとおり。

Ⅰ.Integrated

① 対策

 Web TOEFLで、フォーマットやパラフレイズの仕方、リスニングパートにおいて注意して聞くべきポイント等を教えてもらえます。
 また、Web TOEFLで、非常に本番に近い問題を多数購入できるので、これで演習しましょう。各問題につき、1回まで採点・フィードバックをもらうことができます。私はWeb TOEFLで購入した問題を自分でも何回か解き直したところ、Good(5段階で4以上)が出る確率が向上しました。

② 戦略

 リーディングパートは通常4段落構成になっており、第一段落で主張、第二段落~第四段落で3つの理由が挙げられています。リーディングパートが読み終わらないリスクがある方は、第一段落を読んだら、第二段落~第四段落は各段落の一文目だけまず読んで下さい。余った時間で第二段落の残りから読み始めます。
 リスニングパートは9割方リーディングパートの否定です(例外パターンは「TOEFL勉強法・戦略⑫(ライティング(Integratedの特殊パターン))」を参照。)。各理由を否定してくることを前提に臨めば、リスニングセクションのリスニングより相当聞きやすいはず。逆に3つの反論のうち1つでも聞き取れないと、Goodの獲得はかなり厳しくなります。
 回答に当たっては下記の点に注意してください。

・単語数
 150~225 wordsが望ましいという趣旨のことがdirectionに書かれていますが、嘘です。当方がこのセクションで30点を取った時の単語数は250でした。だいたいいつも240~270書いてましたが、普通にGoodがつきます。逆に225単語以内で必要な内容を盛り込む方が難しいと思われます。

・タイポ、文法ミス
 ライティングセクションは採点の半分をコンピューターが握っています。タイプミスは1個につき0.5点くらい減点されるつもりで臨んでください。必ずラスト2~3分で見直しましょう。また、誤った受動態の使い方をしてしまうとか(例: ✕I am suffered by the injury 〇I suffer the injury)、自動詞を他動詞的に使ってしまうとか、こういう文法ミスはより大きく減点される印象です(コンピューター的には一文まるまるエラー扱いなのかもしれません。)。怪しい言い回しを使うなら書かない方がマシくらいのスタンスで臨みましょう。

・パラフレーズ
 リスニングパートは聞こえた音をそのまま書いても問題ありませんが、リーディングパートを写すとアウトです。当方はリーディングパートと同じ言い回しが5単語以上連続しないように注意しました。とはいえスペルのあいまいな単語、用法のあいまいな動詞を無理に使うべきではありません。能動態を受動態にしたり、別の段落に登場する同義語を代わりに使ったりして、リーディングパートと全く同じ単語の羅列にならないよう注意しながら、可能な限りリーディングパートを活用し、ミスを回避しましょう。




Ⅱ.Independent

① 対策

 あまり広まっちゃうと採点方式が変わってしまいそうで嫌なのですが。
 以前の投稿でも触れているとおり、400単語くらいのフォーマットを作ってそれを暗記するにつきます。それ以外何もする必要はありません。当方のスコアの変遷(TOEFL勉強法・戦略① )を見てもらえればわかりますが、Goodしかでなくなります。当方はイフ外語学院でフォーマットをいただき、これを少しネイティブに見てもらって改変しました。


【補足(2014/12/13) フォーマットについて】
 フォーマットの形式について、なにも言及していなかったので少し補足します。

 このセクションの典型的な書き方は
 第一段落 主張(お題に賛成(反対))
 第二段落~第四段落 賛成(反対)の理由 
 第五段落 結論
 という形式だと思います。

 しかし、私がイフ外語学院でもらったフォーマットはこの形式を取っていません(少し自分で改変しましたが)。
 第一段落 主張(お題に賛成(反対))
 第二段落 賛成(反対)派の理由 
 第三段落 逆の意見 
 第四段落 自分が賛成(反対)する理由 
 第五段落 結論
 という形式です。詳細は割愛しますが、例えば、「学校は資金を設備投資より教師につぎこむべきである」というお題があったとしたら、
 第一段落 賛成(全てフォーマット)
 第二段落 一部の賛成派は、良い教師は生徒間のコミュニケーションを活性化させられると主張する。コミュニケーションは・・・(ここからフォーマット) 
 第三段落 一方で、コミュニケーションは時間の無駄であると主張する人もいる。例えば私の友人は・・・(全てフォーマット)
 第四段落 以上の意見を踏まえ、私は「お題」に賛成である。なぜなら、良い先生はコミュニケーションを活性化させられる。コミュニケーションは・・・(ここからフォーマット)
 第五段落 結論(全てフォーマット)
 という書き方をします。この形式の優れている点は、お題と第二段落さえ繋げれば、あとは最悪、毎回同じことを書いて対応できるところです。時間に余裕が無ければ、第三段落は直接お題に対して賛成か反対かを述べません。単に第二段落で展開するコミュニケーションうんぬんを否定するので、第二段落が繋げれば常に使えます。第四段落は第二段落とほぼ同じ主張をさも自分の意見のごとく述べるので、繋ぐための思考は不要です。もちろん、フォーマット上、第二段落と第四段落は表現を大きく変えて露骨にならないようにしてあります。第一段落・第五段落は当然毎回全く同じフォーマットを使えますので、そこにお題をつっこみます。

 フォーマットはイフ外語学院でもらってくることを強く推奨しますが、ご自身で作成される場合、このあたりに留意して、汎用性を高めてもらえればと思います。


② 戦略

 300単語が目安だとdirectionに書かれてますが、嘘です。500単語書きましょう。フォーマットが400単語、フォーマットの中に4か所お題をつっこむところがあるのでそれで80単語、お題とフォーマットのつなぎで50単語、合計で500単語強になります。なお、前述のとおりIntegratedではリーディングパートのコピぺは減点ですが、Independentではお題をいくらコピぺしてもあまり減点になっていない印象です。点数の半分は人間の採点者が握っているので、もちろんパラフレーズが望ましいですが、時間が無ければコピぺで対応しましょう。


 完全な余談ですが、Independentについては本当にこの戦略が有効なのか心配になり、Web TOEFLのIndependentの問題を購入してフォーマットをフル活用の上採点してもらったところ、「3 weak」というスコアが「このフォーマットは使うべきではない」というコメントともに言い渡されました。5段階で3、もしかしたら2.5かも、っていう意味です。当時はとても不安になりました(笑) 実際には20回くらいこれで臨んで全部4以上(Good)なので、この採点は不適切だったわけですが、他の予備校の戦略を推奨できないということでしょう。WebTOEFLのIntegratedの採点は適当だったと思います。



次の投稿(MBA関連):TOEFL勉強法・戦略(ライティング(Integratedの特殊パターン))
 

2014年12月1日月曜日

TOEFL勉強法・戦略⑩(スピーキング(予備校等))

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【MBA受験関連投稿】


Ⅰ.MBA受験全般

Ⅳ.出願関連
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  TOEFLのスピーキング対策について少し補足します。当方がスピーキング対策に通った予備校等は下記です。最終形に行きつくまでに相当迷走しました…。あくまで個人的感想であり、誹謗中傷の意図はありません。

 当方の結論としては、ライティングを主目的にイフ外語学院の4セクションコースに通いつつフォーマットをあらかた固めたら、当該フォーマットをリンガ・エスプレッソなどのネイティブ講師に読み聞きしてもらい、修正。あとはひたすら暗記すればスピーキングセクションの対策としては終了、日頃のリスニングセクションの対策と本番での盗み聞きを頑張りましょう、です。
 当方の使っていたフォーマットについては、「TOEFL勉強法・戦略⑨(スピーキング(回答例)) 」をご参照下さい。
 ただし、後述の通りフィリピン人とのskype英会話は日課にすると追い追い役に立つかもしれません。


 ・ イフ外語学院

 スピーキング対策が主目的ではなく、4セクション1ヵ月のコースに通ってました。前述のとおり、参考にさせてもらったフォーマットもあるのでかなり助けにはなりましたが、発音矯正は全く当方にはフィットせず。以前投稿したように(「TOEFL勉強法・戦略①(TOEFLの振返り・スコアの変遷等) 」参照)むしろ点は下がりました。リーディングセクションはGMATに近い捻り過ぎな問題も見受けられるほか、解説がいまいち腑に落ちない。リスニングに至っては講師がネイティブなので、そもそも解説が聞き取れない(笑) 

 ただし、いずれ投稿しますが(「TOEFL勉強法・戦略⑪(ライティング) 」参照)、ライティングのインディペンデントのフォーマットは最高。これだけで元を取ったと思います。ライティングセクションだけ1ヵ月というコースが無く、1セクションだけ取ろうとすると3ヵ月コースだったと思います。基本的にやるべきことはフォーマットの暗記であり3ヵ月も受ける意義を感じないので、今も変わっていなければ、結局4セクション1ヵ月のコースがベターじゃないでしょうか。


 ・トフルアカデミー

 こちらも4セクションまとめて申し込んでしまいました。以前の投稿のとおり(「TOEFL勉強法・戦略④(リーディング(勉強媒体)) 」、「TOEFL勉強法・戦略⑥(リスニング) 」参照)、内宮先生の教えるリーディング・リスニングは大変役に立ちましたが、スピーキングは当方には微妙でした。基礎英語力が乏しい中でどういうスタイルでしゃべればいいのかも解らないまま、2人1組になって公式問題にトライです。受講者同士で批評させ合うスタイルなので、有益なフィードバックは残念ながらほとんど記憶にありません。当方からもしょぼいコメントしかできず相手の受講生に毎回申し訳ない気持ちでいっぱいになりました(涙) クラスの人数が20人くらいだったのでそういう講義スタイルしかやりようがなかったのかもしれませんが。たまに講師の方が模範解答的なものもしゃべりますが、いやいやフォーマットもなしにそんな流暢に色々しゃべれるわけないでしょう、というのが感想。そもそも、ただスピーキングの点数を上げることを目的にするならこういうトレーニングは効率的ではないというのが当方の最終的な結論です。

 ライティングに至ってはそもそも手で書かせる本番とかけ離れたスタイルだったので、初回の講義を受けた瞬間にやっちまったと感じました(今はさすがにタイピングを導入しているかもしれません。)。IELTSなら手書きなんですが・・・。更に、イフ外語学院に出会ってライティングのインディペンデントは実践的なトレーニングがほぼ不要であると気づかされたほか、インテグレイティッドはWeb TOEFLの教え方が体系立っており(フォーマット、パラフレーズのテクニック、リスニングパートで注意して聞くキーワード等)、より実践的なトレーニングもつめます。

 故に、スピーキング・ライティングの講座は個人的にはあまりお勧めしません。ちなみに両講座の講師は内宮先生ではありません。


 ・レアジョブ (skype)

 激安です。フィリピン人とのskypeでの英会話が基本ですが、頼めばTOEFLタスク1・2の問題も出してくれます。当方の最終形が盗み聞きによる原稿作成・読み上げなので、TOEFLに関してだけ言えば全く効果はありませんでした。そもそも、講師自身がTOEFLを受けたことがないので、フィードバックも、良いと思うよ、程度がほとんど。改善が見込めないので1ヵ月もやらずに辞めました。
 ただし、出願後には面接が待っているので、TOEFL対策というよりは英会話トレーニングとしてこれをずっと続けてればもう少しましな面接もできたかも、と思います。
 実のところ、今になって、レアジョブではないですが、この手の英会話レッスンをやってます。アメリカでは英会話の機会はあっても、当然誰も「今のはこう表現するべきだよ」みたいなフィードバックをくれませんし、ほとんどマンツーマンにはならないので言いたいことを声に出す前に会話が流れてしまうことも。これでは表現の幅があまり広がらないと感じたので(涙)、やばいと思いスタートしました・・・。

 受験当時は、しょせんフィリピン人、ネイティブの英語とは違うから効果が薄い、と侮っていたのですが、実際アメリカに留学してみて思うのは、周囲の学生がいろんな州・いろんな国から来て訛りまくった英語を話してる(特にインド人の英語は非常に聞き取りが厳しい・・・。)。当該状況に鑑みれば、フィリピン人の英語はもはやクラスで話される「英語」のボラティリティの範囲に余裕で収まってるんじゃないかと感じます(笑) インタビューアーにしても、きれいな英語を話すネイティブとは限りません。

 この手のレッスンはレアジョブ以外にも多数存在するので、一番安いところを使えばいいと思います。今お世話になっているフィリピン人講師に、不躾ながら「あなたのところとレアジョブとかほかのところは講師の給料に違いがあるのか」と聞いたところ、全く同じ、他で教えてる友達もけっこういるよ、と言ってました(笑) ちなみにフィリピンの給与水準は日本の10分の1くらいのようで、飛行機に乗るお金はないので、講師たちの多くは海外経験皆無です。比較サイトも多数ありますが、ステルスマーケ・・・値段以外見る必要はないんじゃないでしょうか。アメリカ人などの「ネイティブ講師在籍」をうたっているところもありますが、在籍しててもほとんどレッスンを持つことはないので、あまりネイティブ講師在籍に期待しないで下さい。
 どこを使おうと講師ごとの質のボラティリティが非常に高いので、やるならまずは良い講師を一人探すことから始めましょう。講師がオフィスでやってくれるか講師の自宅でやるのかも地味に重要。フィリピンはインフラが残念なうえに台風が多発するので、特に自宅対応の講師は何言ってるかわからない日や、そもそも不通によりドタキャンされる日がけっこうあります。

 ちょっとした裏技を使えば人気講師もけっこう取れます。ご興味があればメールをください。
 

 ・LINGO L.L.C.
 
  ここは一度無料レッスンを受けただけなのであまり詳しい評価はできません。すくなくとも当該無料レッスンでは、4人来ていた受講生にそれぞれ順番にタスク1を45秒しゃべらせ、ネイティブ講師がホワイトボードに書き取った上で解り易くフィードバックをくれるので、トフルアカデミーよりは効果的かと感じました。しかし、イフ外語学院で覚えたフォーマットをほぼそのまましゃべったら"You are the champion in this class!"とか"Maybe you got fair"とか言われてしまい、チャンプはlimited頻発なんだけどなぁとやや微妙な気分に。立地していた新宿が自宅からやや遠いことや(駅からも遠い・・・)、講師がネイティブで聞きたいことがうまく聞けないと感じたこともあり、結局通いませんでした。盗み聞きや、フォーマット暗記、事前の原稿作成などの小細工に頼らずにぶつかるなら、ここは一度覗いてみる価値があるかもしれません。


 ・リンガ・エスプレッソ (skype)

 TOEFLスピーキング対策という観点では、最終的に日本人講師とネイティブ講師にフォーマットの文章のチェック及びフォーマットの読み上げのチェックをやってもらい、その点非常に有効でした(ただし、講師はTOEFLを受けたことがない場合が多いです。)。当初は実践的な演習をやってもらっていたのですが、前述のとおりそういうのは当方の最終形には不要なのであまり効果はなく。また、同じくskype活用のレアジョブと比べて、ネイティブ講師なだけあって非常にコストが高いです。
 余談ですが、ここの日本人講師は初回のレッスンで「そんなんじゃやばい」「発音矯正からやらないとやばい」と脅してくる傾向があります(受験仲間にもそういう意見がありました。)。やや不快でしたがそういう商法だと割り切って、ご指摘はもっともですがと断りつつTOEFLに特化した対策を依頼。TOEFLスピーキング対策をskypeでできる数少ないスクールなので目を付けたのですが、発音矯正だけならやってくれるところは他にもあるので、発音矯正をやられる場合は要比較検討だと思います。


 ・E4TG

 TOEFLスピーキング対策では特にタスク1・2で非常に有名な予備校です。しかしここ、少なくとも当方のときは、申込みに際して音声を提出させてスクリーニングをかけてました。結果、発音が悪いので出直してこい、お前はまだウェイティングリストにも入れられない、と言われる始末(涙)(受験仲間にも同じ扱いを受けたものが一人おりました。)
 結果的にもはや予備校は必要なかったので構いませんが(TOEFL勉強法・戦略(スピーキング)で述べたとおり、少なくともタスク1・2はダミー問題中に原稿を完全に書き上げられることに気づいたので、この予備校でやらされるようなトレーニングは全く不要となりました)、発音のいい受験生だけ取ってたらそりゃ実績も上がるでしょうよ・・・。
 そういうわけで通っていないのでレッスンの評価はできません。


 ・和書

 当初は和書のスピーキング対策本を買い、独学でやろうとしたのですが、フィードバックがないので何をどう改善すればいいのかさっぱりわからない。無理だと早々に断念しました。


 そうとうありのまま書いてしまいました(笑) 必要があれば削除しますのでコメントください。




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